診療方針
病気だけではなく、
暮らし、気持ちを考えた治療を目指します。
現代の精神医学では、主にアメリカ医学の影響を受けて症状の組み合わせから病名を決めることが公式な診断法となっています。
しかし精神症状はその人ごとの性格や生活環境に由来を持っていますから、病名のみの診断でうまく治すことは難しいものです。
当院では病気、その方の暮らし、性格・心理をいつも視野にいれた治療を心がけます。
また在宅医療の経験から、医療中心的な考え方ではなくその方の暮らしにおいて現実的にできることはなにかを考えて治療に取り組みます。
社会的環境の調整を重視し、処方は一日の服用回数が最小ですむように心がけます。
さらに必要に応じて心理士によるカウンセリング・心理検査を行います。
院長紹介
精神科医になってしばらくは、最新の科学的根拠(エビデンス)を収集し治療に適用させることに力をいれていました。しかし知識を積み、外来・病棟・行政診察・ご自宅など様々な場面で沢山の患者さんとお話しする機会をいただき、また自身も年齢と生活経験を重ねるにつれ、科学的治療も重要だがそれだけで安心は得られないこと、お一人お一人の生活・社会状況、性格・習慣などを考えることも大変重要だと考えるようになりました。
できること・できないこと、合う・合わないといった限界はあるかもしれませんが、ぜひ一度ご相談ください。
また、生活面を考えた治療において地域の医療・福祉・介護の関係者様との連携が欠かせません。地域関係者の皆様、何卒よろしくお願いいたします。
国立駅前やすらいクリニック 院長 安來 大輔
略歴
H13年 | 名古屋市立大学医学部卒。 |
2年間の救急、内科、小児科、へき地医療などの身体科研修後 東京女子医科大学病院にて精神科研修 |
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H18年 | 東京都立多摩総合医療センター [旧:都立府中病院] 精神神経科 |
H23~ | 東京都立多摩総合医療センター精神神経科医長 |
H28年 | 東京都立豊島病院精神科医長 |
R1年~ | 都内精神科病院、精神科内科訪問診療クリニック(R5~院長)に勤務 |
R6年 | 国立駅前やすらいクリニック開設 |
資格
- 医学博士
- 精神保健指定医
- 日本精神神経学会専門医・指導医
- 日本総合病院精神医学会リエゾン精神医学専門医・指導医
- 日本医師会認定産業医
- 認知症診療医(日本精神神経学会)